「とーちゃく」








着いたのはHRの始まる2分まえ







スピード…、めちゃくちゃ早かったです











目がぐらぐらしてる……










「大丈夫か?」










「んー…」










「……お姫様抱っこしてやろうか?」












「んー…?………え!?」








突然あたしの体が宙に浮いた
















「ちょっ…!遥翔降ろして!!!」



「やーだ」



お姫様抱っことか、あたしには一生できない事だと思ってたから




なにしてんのよ…///






そう言おうとしても遥翔の顔を見ると、言えなくなってしまった















……その顔は反則









なんで、嬉しそうな顔であたしを見るのよ…









「バカ…」









お姫様抱っこをされたまま、遥翔の胸に顔をうずめ小さく呟いた