「照れてんのー?」
さっきとは打って変わってニヤニヤしながら訊いてきた
「照れてないから!!」
そう言っても
「照れない照れない」
全く聞き耳を立ててくれなかった
「遥翔のバカ!!もう知らない!!」
家に入ろうとして背を向けた瞬間
「…世話焼けるな」
その言葉と同時に
「んっ……?」
チュッと小さなリップ音が耳に響いた
「ふっ…真っ赤
じゃあなー」
遥翔はそれだけ言って去って行った
けどあたしはそれどころじゃなかった
キス……された?
あたしが…?遥翔に…?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…