「麻遊…？」
遥翔が不思議そうな顔であたしの顔をのぞき込んでいた
「ん？あ、何でもないよ!!
ちょっと考え事!!」
そう言って笑うと
「わかった」って言ってくしゃくしゃとあたしの頭を撫でた
「…心配しなくても、考えてたのは麻衣と優汰の事だからね？」
と言って遥翔の顔を見ると顔を真っ赤にさせて横を向いていた
「…っんだよ///」
「あははっ!!…」
リンゴみたい
って言おうとしたら遥翔の手により言えなくなった
「…悪かったな。
俺は、お前ん事になると心配で心配でたまんねぇんだよ…」
相変わらず横を向いていたけどさっきよりも真っ赤になっていた
今は耳まで真っ赤だ
「ありがとう、遥翔」
遥翔の腕をどかし、満面の笑みで言った
