「もう、離れてくなよ…?」






寂しそうな顔をしてじっとあたしを見ながら言った





それはまさに、餌を与えられない子犬みたいだった






「ふふ……


わかってるわよ…あたしは遥翔から絶対離れないから」




それが可愛くてつい笑ってしまった




くしゃくしゃと遥翔の頭を撫でてニコッと笑った





そうしたら、「はは…」と笑って





麻遊にはかなわねぇな…



って言った