「………っ!!!?」
その目は真っ黒でただ憎しみを感じた
「ねぇ……里奈さぁ…
あたしと、こいつらのどっちの味方なの?」
声もまた低く、有無を言わせないような口調だった
これが…早由利の本性らしい
「…………あたしは、
麻遊と麻衣の味方だよ」
里奈は真っ直ぐ…早由利に怯むことなくはっきり言った
「は?……正気?」
早由利の目がさらに憎しみを満ちた色になった
「うん。こんな事で嘘言わない」
「…………ふざけんな!!
こんなやつらのどこがいいのよ!!
麻遊はちょっと可愛いだけなのに調子乗ってるし、男が大好きなんだよ?
それに親にも問題あるし!!!!
中村は転入してきたばっかなのに調子乗ってるし!!!!!
それでも、あたしよりこいつらの味方って言うの!!?」
早由利はもう狂っていた
っていうか………
あたし、キレてもいいかな…?