そんなこんなしている
うちに入学式が
終わった。
愛「次は始業式だってさ」
まな 「新しい先生の紹介とかやるんでしょ!?めんどくさ…」
愛 「イケメンいるかもよ…」
まな 「まぁさかぁ…いないでしょ」
やっぱり皆少しは期待するもんなのかな……。
教頭 「それでは新しい先生方をご紹介しましょう」
そう教頭が言うとぞろぞろと7、8人の先生がステージに上がっていった。
愛 「え―若い先生多くない―!?」
まな 「女ばっかじゃん」
愛「待って…1人若い男の先生がいる…」
愛ちゃんが指差したそこには、若い男の先生がいた。
かっこいい………
私は見とれてしまった。
「あの先生かっこいいね!愛ちゃん!」
愛「まぁね…悪くはないかな…ちょっと童顔だねw」
「童顔……w」
まな「高校生にも見えるよね!」
「確かにw」
教頭「それでは、新しい先生方に自己紹介をしていただきます」
次々と先生達が挨拶をすませる。
イケメン先生の番になった。
「中村 有希です。よろしくお願いします」
イケメン中村先生は
かなり
大人っぽい声で…
まな 「童顔と声が反比例…」
愛 「妃萌やばくない?w声もいいよぉ?」
私はこの時ただ単にイケメン先生がこの学校来て嬉しい気持ちしかなかった………。
それが1年後あんな気持ちに気がつくなんて…。
その日の帰りは
イケメン中村先生の話題で持ちきりだった。
私は愛とまなとわいわい話しながら帰った。