「ちょいちょいちょい!?まな!?春休みあけて久しぶりに会ったのにそれはないだろw」

まな 「うるさい」

佳代 「まなの毒舌っぷりは健在だな…」

そこへ誰かが走ってきた。

「遅くなった!」

愛ちゃんがきた。

まな「愛おせーじゃん!」

愛 「ごっめぇん!寝坊した!」

かよ 「愛が寝坊したとか珍しいな…」

愛 「起きたらやばい時間だったからかなり焦ったよぉ…」

「大変だったねぇ」
私がそういうと…

美緒が私の腕を掴んだ。

美緒「妃萌!行くよ!」

そういうと美緒は私をぐいぐいひっぱっていった。

「わぁぁぁっ!ちょっ!美緒!」

ひっぱりながら美緒は「あいつらと絡むなよ―。うざいじゃん佳代達。」

と怒った様子で言った。

美緒は佳代とまなと愛ちゃんがあまり好きじゃない。

1年生の頃は仲良かったんだけどなぁ………。

私はまなと愛ちゃんも佳代も好き。だっていいやつだもん。

「でも、美緒あいつらもいいやつなんだよ?」

美緒 「はぁ?うざいだけじゃん!ともかくあいつらとつるむのはやめなよ?」
美緒は真梨子と私と3人でいたいらしい。

私は、皆と仲良くしたいのになぁ………。

教頭 「それでは入学式を始めます」

なんだかんだ話したりしてるうちに入学式がはじまった。

美緒は1年に首ったけ(笑)
美緒 「あ!今かっこいい人いたよ!」

真梨子「ほんとだねぇ~」

「まったく…あんたらは…」

そう呆れ返っていると

愛ちゃんが「妃萌 美緒達また私達の悪口言ってなかった?」とこっそり聞いてきた。
「え…言ってないよ?」

私は嘘をついた。

だって言ったら両方嫌な思いしちゃうよ…。

愛「ふぅん…そっか…まぁうちは妃萌にこっちのグループに来てほしいよ」

と 愛ちゃんがつぶやいた。

「愛ちゃん………」

私は切ない気持ちになった。

やっぱり…皆と仲良くするなんて無理なのかな…?

そう思っていたときだった。

まな 「妃萌っどうした!ぼぉっとして!」

まながポンと肩を叩いた。

「まな…………」

まな 「まぁさ!何があったか知らないけど元気だしなよ!」

そういうとまなは照れ臭そうに笑った。