先生と出会ったのは3年前の春の事だった………。

それは、私が中2の時の新入生を迎える入学式の事だった。

「はぁ―あ。入学式とかめんどくさぁ…ついでに始業式もやるとかかなりめんどくさいよ―」
と、大声で叫ぶ、私。

……私は矢沢妃萌。中2。妃萌と書いてひめって読みます。この名前はお父さんがつけたらしいけど…私は気に食わない。
両親は離婚してる。お父さんは暴力をふるう奴だった。今もたまに会うけど…この人が私の名前をつけたのかと思うとなんだか嫌な気持ちになる。

「妃萌!おっきい声だしすぎ(笑)入学式がだるいのは私も同感だけどね!」
と美緒が言った。
美緒は同じ母子家庭。
だからいろいろ気持ちもわかりあってくれる。
まぁこの子の家は金持ちなんだけどね(汗)

「美緒わかってくれる!?入学式とか新入生と先生だけでよくね!?サボろ美緒!」
と私が言うと…。

「ダメだよ~美緒、妃萌ちゃんと出ようよ~」
と 真梨子がやってきた。
真梨子はお父さんもお母さんも教師!………で、しっかりDNAを受け継いだのか…真梨子は頭がかなりいいんだよねぇ…。そしてかわいくてモテる!。女子の鏡だ!!w。

「まぁ真梨子が言うなら出よっか(笑)ねぇ美緒!」「だね…妃萌…。まぁ新入生にイケメンいるかもだしね!」

「それ目的かいな!?」
と突っ込むと………。
二人ともわらいだした(笑)。
「まぁ真梨子はモテるから君は行かなくてもいいよ。うん」と美緒がニヤニヤしながら言った
「え!?美緒!?私は出るよ!?」と真梨子。
           「妃萌は行こうよ!イケメンさがそ!先生とかでもイケメンくるかもよ!」
           「ないないないwイケメンくるわけないっしよぉw」

「でも、妃萌年下は無理なんでしょ?」
と真梨子が言った。

「うん。無理(笑)」

「あはは!」

美緒と真梨子が笑った。

3人でいるとすごく楽しい!イツメン最高!。

「そろそろ入学式はじまるぞ―皆移動しろ――」

と担任の権ちゃんが言った。

「はぁい」

とダルく返事をして皆で体育館に向かった。

体育館に行くと、まなと佳代がいた。

まなは天然でモテる。だが友達に対してまなはたまにドS(笑)。

佳代はチビw身長がかなり低いwだが人情みがあっていいやつ。

「けっ嫌なやつがきたよ佳代。」
とまなが私を指さし、つぶやいた。