朝は同じ電車で、学校に着いたら、皆が来るまで話をしておく。これが日課になりつつあった。


というより、日課だった。

彼は中学校時代、野球部だったらしいけど、お世辞にも上手とは言えなかったらしい。


だから、野球部に入るのか聞いてみると、「それはないかな。」と笑いながら答えてた。


結局彼は、この地域では珍しい部活に入った。
練習環境はとても整っていて文句なしだった。



ただ、とても大変で彼は初心者で凄く戸惑っていると言っていた気がする。それに、部活が厳しいって聞いたことがあった。



私は結局、吹奏楽部に入部した。