「は…?蓮?何してんの?」

「ま~ちょっと黙ってろって☆」

するとこっちを見た陽翔が
近づいてきてあたしを蓮から引き離し、
手を握りしめ歩きだした

「ちょっ!陽翔…!?」

周りにいた女もポカンとしている

『授業遅れるぞ』


あぁ…授業ね…



「李菜―!!!かりは返せよ―!!!笑」

蓮があたしに向かって叫んでいる。

かり?

意味わかんない。
こっちの台詞だし!!!
意味なく抱きついてきたくせにッ!!!
抱きつかれ損じゃん!!!怒


「意味わかんないし―!!!抱きついてきた癖に何言ってんだバカ―!!!」


「お前がバカだ!!!鈍感女!!!!笑」


はぁ?

ホント朝から意味分かんないやつ!

あたしは蓮に向かって
べぇと舌をだして
陽翔と一緒に学校の校舎へと入った