お互いの家の前に着くが
あたしも陽翔も
自分の家に入ろうとはしなかった


「陽翔…あたし達ね?…グスッ…別れた方がいいのかな?」


『は……?意味…わかんねぇんだけど』

「あたし…陽翔の事何にも分かってなかったね」

『……………』

「ごめんね陽翔…グスッ…」
『李菜…?』

「こんなめんどくさい女に付き合わせて…」

『待てよ!お前ちょっと落ちつけって』

「あたしもう無理なの…陽翔わかんないもん…ツラいよ」

『ツラ…い?』

「…うん」

『…わかった』


陽翔の言葉を聞いて
あたしは勢いよく
家へはいった。


《わかった》か…

ちょっとはひきとめて
くれるかな?って
思ったのにな~!!!

ははっ…

ホントあたし…

めんどくさい女だ…