「……、」


ザアザア
水を流す音と、せつなげな声。


「う、」


せりあがってきたものをりおが苦しげな息とともに吐き出している。



「まさか、……あか、ちゃん?」




ピクッ





りおの小さく呟いた声に足元が揺れた。






―――ガキ?