俺は具合でも悪くなったのか心配になったから楓谷の顔を覗き込んだ。
「いや・・。ごめ・・・。」
 楓谷の顔は真っ赤になっていた。
 それが面白くて俺は笑った。
 でも俺の顔も熱くなっていた。