「っとそろそろ帰るね!」


慌てて立ち上がり帰る支度をする憂ちゃん。


きっとこれ以上何かを話してしまわないようにするためだろうな。



「…そっか。
 じゃあ病院の出口まで送る。」


今の俺は松葉杖があれば大体のことが出来るくらいまで回復している。


ベットに立て掛けてある松葉杖を取り立ち上がろうとしたとき……


一瞬だけ目の前が真っ暗になった。


と同時に結構大きな音を立ててベットに倒れ込む。