「純、言い過ぎだぞ」

「そうよ。萌子ちゃん可愛そうじゃない」



男子は、本当に萌子さんをかばっているけど、女子は嘲笑っているように見えた。



萌子さんは、黙って自分の席に戻った。



「萌子さんっ」



私も、萌子さんの席に走って行った。



「彼は、何なんですか……?」

「……あたしの彼氏、多分。」

「多分って……?」