「萌斗君はどんな本がお好きですか?」
「僕は……え、っと…萌子ぉ、僕ってどんな本が好き?」
「知らない。……強いて言えば、絵本?紙芝居?」
その言葉を訊いて、萌斗君はしゅんっと項垂れていた。
萌斗君は可愛らしいお顔に良く似合った性格をしていますが、萌子さんはお顔とは不似合いな性格をしています。
“ぎゃっぷもえ”と言ったモノでしょうか?
「で、如何なさいますか?」
「や、やっぱいいや。ごめんね、荻原さん」
「いえ、ご気になさらず。」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…