「俺さ、ガッコ始まるギリギリまでバイトしてるから。まだ先の駅」

「そ、そうなんですか……」



だから、朝早くから……。



「瑠璃、どーすんの?」

「次の駅で降りて戻ります」

「そ」



その一言だけ言い残して、また眠りに入ってしまった。

私が次の駅で降りる時にはまだ寝ていた。