「医者か…?」


そう尋ねると

彼は、うなずいた。



「あなたを見た時

正直、助からないと

思いました。


銃弾が何発も肉を裂き

鮮血に染まる

あなたを見て

私は医者であるにも

関わらず、

諦めていた。」



「なら、何故

僕は

こうして生きているんだ?」