「ノーラ!おい起きろって!!」

必死そうなシユウ。
何度も体を揺さぶる。
首痛そうだな、私。

「レオノーラ様、レオノーラ様っ。」

…あのー、全然必死そうに
見えないんですけど。
しかもなんだよ、その手は。
軽々しくシユウの方に置くな!!

その時一筋の風が舞った。