「俺は・・・」


机の下でつながれた手。
大丈夫って言ってくれているみたい。
でもそれは、
別れの合図かもしれない。
シユウは言いよどんでいる。

背中を、押さなくては。

「シユウ、私と族の繁栄。
どちらが大切ですか・・・?」


チェック、メイト。

小人族を選ぶなら、
私はひくわ。