「っ黙りなさぁぁぁい!!!」

静まり返る、と同時に
たくさんの瞳がこちらを向く。

「私はこの国の姫、
ユールレイエン。レオノーラ。
この居住区の責任者および区長を
今すぐ、即刻、出しなさい!!!」

「…はぃ。」

呆然とした村人Bが動き出す。
ったく。優先順位は
騎士<姫だろうが。

「私が、責任者です。」