「汝、病める時も、健やかなる時も、
妻を愛し、その命ある限り、
真心を尽くすことを誓いますか?」

「誓います。」

さらっと言えちゃうのね・・・。
白いブーケ片手にシユウの顔を見る。
ほんと清清しいまでの顔。

「汝、病める時も、健やかなる時も、
夫を愛し、その命ある限り、
真心を尽くすことを誓いますか?」

「誓い・・・ます。」

少し戸惑った。シユウに王子としての
重荷を乗せてもいいのだろう、と。
今までずっと悩んでた。

「では、誓いのキスを。」