私が馬に乗るのを確認したシユウは、 足を掛け、真後ろに乗ってきた。 「おいもっと前に詰めろ。」 もう無理・・・じゃなくて! 「何一緒の馬に乗ってんのよ!!」 「お前、馬操れんのか?」 耳元でそんな事言うから、 背筋に甘いものが走る。 「っ・・・。」 無言の否定と受け取ったらしく、 「おし、行くぞ。」