「ちゃんと、やってよね・・・?」
不安ながら、自分の髪をとかし始める。
何でメイドがしてくれないかというと、
シユウが怖いから、
部屋に入ってこれないみたい。
・・・そこまで怖くないけどな。
唇に、リップが当たる。
冷たい感触に、肩を震わせる。
なんか言ってからしてよ・・・。なんて
思うだけ無駄だけど。
「何?感じてんの?」
「違いますー。」
わざと拗ねてやった。
我ながら子供っぽいとは思うけど。
とりあえずヘアアレは、
片側に寄せるだけでいいかな・・・。
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