「見たのか…?」

「何をですか?」

「さっきの儀式のことじゃ!」

「いいえ。見てはいませんが、詩は聞こえので…」

ナゼ、光君はそんなに冷静なんだろうか?
実に謎だ。

巫女は、また私たちを睨む。

「ふざけた人間じゃ…!」