「“生贄ノ詩(うた)”だ…!」

「何それ!?」

私は光君に聞く。
だが光君は無視する。

「ヤバい。リアル過ぎる。」

光君が焦った表情を見せる。

「リアル過ぎるとダメなの?」

「妖に取り憑かれる…。
そして、しばらく生贄の思い通りに世界が動く。」

世界が……。