「美海!?」
「…目覚めたな」

え…?

「黙って聞いてれば何なの?お前のがブスじゃんか。美人でもない分際で、何言ってんだよ?」

美海が…目覚めた。
美海はいつもは普通の女の子なのに。
ほんとたまにすごいキレて…
普段キレない美海だから、その分すごい怖くて…。
誰にも止められないくらいだと言う。

「は…何コイツ?」

女は、キレても美形の美海に、少し恐れが見えた。

「アンタは何なの?陽の元カノだっけ?元カノなら相手の幸せを願うもんじゃないの?高校生なのにガキじゃん」