「なんでお前がここにいるんだよ…」

「え?陽を追いかけに来たのよ」

その女の人は…すごい美人だった。

「ふざけんな、帰れ!俺はお前なんかに会いたくない」

女は笑った。

「あたしが会いたくて来たのよ」

あたしは、この状況を飲み込めずにいた。

「ねぇ、陽…」

「あら?この子が陽の新しい彼女?」

あたしは無意識に、女を睨んでいた。

「そこまで可愛くないじゃない」

女は軽く言葉を吐いた。

「てめっ…」

―ボコッ…
鈍い音が響いた。