「お前はあたしの親か!てか親よりうるさいし」

あたしは、茜に反抗して言った。

すると陽があたしの腕をつかんだ。

「茜!俺の彼女をけなすなよ?」

「…は!?お前ら付き合ってんの!?」

「悪い?」

あたしは茜に、自慢気に笑いかけた。

「お前が付き合ってるなんて…はぁ、世の中どうかしてるぜ!」

「はぁ?」

ついでに茜は、いちいちウザい。
これもまた昔から変わらず。

「葵、行こう」

「えっ、どこに!?」

陽は笑って、あたしをどこかに連れていった。