「え、また?」

「俺…あの場所大好きなんだ…」

陽はまた、太陽の笑顔で微笑んだ。

「じゃあ行こっか♪」

あたしたちが別れ、また出逢ったあのひまわり畑…。
大切な大切な場所。

「葵、茶髪にしたんだ?やっと俺に似合うようになったな」

…ドクン…。
…ダメだ、勘違いしちゃ。
『友達』として、似合うようになった…そう言われただけだよ。
期待しちゃ…ダメ…。

「で…でしょ!?今度あたし、陽の背抜かすから!」

「はぁ?俺170㎝だぞ?」

「あたしだって160㎝だし!変わんないよ」