陽のこと…。

「よく、わかんないよ」

さっきの麻里奈ちゃんの言葉とか態度も、あの空気も…。

あたしには…分からない。

「麻里奈ちゃーん!」

「あ、やっと来たー!葵、ちゃんと寝た?」

「え…うん」

そう、と1言呟き、あたしたちを部屋に案内してくれた。

麻里奈ちゃんの部屋は、さすが女の子って感じの部屋。
ピンクとか、可愛い系のものが多い。


「葵…あのさ、もう本題いっていい?」

「………うん…」

ドクン…ドクン…
心臓の動きが、徐々に早くなっていく。