「手伝い?」

「おっ、葵ちゃん!」
船の方から、聞き覚えのあるような声が…。

「照幸おじさん!」
って…あれ?

「葵、お父さんのこと知ってるの?」

「久しぶりだな、葵ちゃん」

え…えぇ!?

「照幸おじさんって、麻里奈ちゃんのお父さんだったの!?」

「そうよ?」

「葵ちゃん、知らなかったのか?」

照幸おじさんは朝なのに、大笑いをした。

「お父さんうるさい」

「葵ちゃんも見に行くか?島の海を」

「え、いいの?」