まぁ、仕方ないとゆうことで…茜を待つことにした。

私が待つなんて、滅多にないことなのに!

…待つ時間が長くなるにつれて、私の感情から苛立ちも出てくるようになった。

「…美海!」

「茜…」

「ごめんな、急に…」

一瞬にして空気が変わった。

「いや…まぁ、けっこう待ってたけど!」

………………………

空気、戻したつもりなのになぁ…。
なんか逆効果だったかな。

「なぁ、美海…」

ビクッ!
いつも普通に呼ばれる名前にも、体が反応する。