未練タラタラのくせに、違う人と一緒に居るなんて…本当にあたしは最悪な女だ。

それなのに、なんであたしは幸せになれるのだろう…?

陽が…あたしの幸せの神様なんだね。

陽が…いつまでも側にいてくれてるからなんだね…。

あたしは最後まで、まわりの人に迷惑をかけてしまうだろう…。

それでも…あたしを支えてくれる人がいる…。


ピンポーン―…

インターホンが鳴った。

「葵!」

「…美海…!久しぶり…っ」



あたしたちは絶対に出逢える運命なんだ。

美海とも、陽とも…
運命なんだよ…。