「…あたし、幸せになる。陽のためにも…」

自分のためにも…

「…葵も大人になったなぁ…!美海、嬉しいよ」

美海はあたしの頭を、ポンポンと撫でた。

あたしって、つくづく美海に心配とか迷惑とかかけてるなぁ…。

「美海…葵の幸せを、願ってるね」

「ありがとう…」

胸元で光る2つのネックレス…。
1つは陽ので、もう1つはあたしのもの…。

これは外さない。

あたしはあたしの未来を信じてる。

あたしはあたしの道を進む。


そう、決めた…。