…結局あたしは弱かったんだ…。

今でも思っちゃう。
…あの頃に戻れたら…って。

あの頃のあたしたちは、何もかも綺麗で純粋で…本当にキラキラ輝いていた。

まわりのものが全部、輝いて見えた。

それでいて…曖昧だった。

だけどあたしたちなりに、色んなことを乗り越えられた。

あの頃のあたしが、1番強かったかもしれない。

あたしね、陽が全てなんだよ…。

陽がいないと、あたしは何も出来ない。
ただの人形になっちゃうの。

陽がもし生きていれば…
あたしはあたしで、ずっといられたかもしれない。

あたしは…
まだ陽を想ってるよ…。