あたしは、手紙を読みながら泣いていた。 悲しみと同時に、強い決意が出来た。 陽の分まで生きる。 そして幸せになる…。 それが…あたしが陽のために出来ることだと思う。 どんなに願っても…時間は戻ってくれない…。 だから一瞬一瞬を大切に生きていかなきゃダメなんだ…。 それをあたしは分かってたはずだったのに…。 …桜の蕾はもう、膨らんでいる。