その後の1時間目から終業式は行われ、校長の話を長々と聞いていた。

…眠い…。
なんでこの校長、こんな話長いんだよ…。

あたしは何度も背伸びをしながら、退屈していた。

校長が一礼して、やっと終わった…と思ったら、今度は表彰式。

あたし関係ないし…。
早く帰りたいんだけど。

睡魔と闘いながら、頑張って起きていた。

『山村 理菜』
「はいー」

え、理菜!?

美術の表彰をされ、賞状をもらった理菜は、あたしにドヤ顔を見せる。