「はいっ!結奈さんから竜也君へのお願いは『デート』ですね!?」

 だぁかぁらぁ……。

「デートじゃなーーーーい!!」

 そこだけは認めないからーーーー!

「そうですか?……じゃあ『一緒にお買い物』で!」

 まぁそれならいいけど……。

「とゆぅわけでっ!結奈さんと竜也君!お約束をしてください!」

「「お約束?」」

 竜也と私の声が重なる。

「そう。お・や・く・そ・くですっ!」

 お約束ってなによーーーー!

「お約束とは、指切りですね♪」

「「指切りーー?!」」

 あっ、また重なった。

「はい、そうです♪……さぁ、してください。」

 そんなに急かされても……。

 竜也に触れるなんて……。

 恥ずかしいよ!

「なんで指切りなんだよ……。」

 竜也ナイス♪

「約束といえば指切りですから♪」

 んだそれーーーー!

「……なんだよそれ…。」

 竜也も思ったか!

「それとも『誓いのキス』がいいですか?(ニヤッ)」

 ちちちち誓いのキスってなによ//!

 そ、そ、そんなこと……できるわけないでしょ//!!