「……りゅ、竜也。」

 まさか空耳まで聞こえるようになったとは……。

 ん?何でだ?

 何でみんな俺見てんの?

 えっ?

 ……まさか空耳じゃないのか?!

 俺は結奈を見る。

 俺を見てやがる……。

 嘘だろ~……。

 俺は少し下を向きながらステージに向かった。