俺も周りの奴らも驚きを隠せない。

　は？

　結奈が雪姫？！

　なんでだ？

　あいつあれでもお嬢様だろ？！

　あれでもって失礼か……。

　でも、なんでそんなことしてたんだ？！

「えっ！結奈様……？それはどういう…………。」

「そのまんま。私が雪姫なの。みんなには黙ってた、ゴメンね？」

　結奈は周りの奴らにそういった。

「は？お前が雪姫？冗談だろ？」

　さっき結奈にやられた奴が結奈を見ながら苦笑いした。

　俺もそう思うけど、さっきのを見る限り……。

「冗談なんか言わないし。私が雪姫って言ってるでしょ？まだわかんないの？」

　結奈！

　キャラが変わってる！

　怖い、怖すぎる。

「はぁ、こうなるから黙ってたのよ。みんな可愛いってお世辞言ってくれるけど、全然可愛くないのよ！」

　………結奈。

「わかったでしょ？私はっ───！」