「「いただきます」」

 冷蔵庫を開けると野菜と豚肉しかなかったので野菜炒めを作った。

いや、あの、本当にこのくらいしかできなかったの。別に料理のレパートリーが少なすぎるわけではないの。しかたがないの。

レパートリーが少なかろうが味が良ければいいのよ!

………ん?あれ?なんかちょっと頭がクラクラしてきたような……まぁいっか!!

パクッ

 うん、美味しくできてる!

さすが私!

「やっぱ結奈は料理うまいな」

「でしょ。尊敬してくれてもいいんだよ」

 …何言ってんの私。

 野菜炒めなんか誰でも作れるわ。

「変なこと言うやつだけど未来の嫁さんが料理上手でよかった~」

「いやいや、野菜炒めなんて誰でも……よ、嫁さん?!」

 そんな嫁さんだなんて////

 竜也こそ変なこと言ってるし!!////

「俺の嫁さんになってくれないの?」

 竜也が首をかしげて子犬のような瞳で見つめてくる。

「俺はこんなにも結奈のこと好きなのに、結奈は俺と一緒にいたくないの?」

「そ、そんなこと言われても…今付き合ってるのかどうかも分かってない状況ですし…////」

 あっ言っちゃった!

 うわ!どうしよう!!

「いやちょっと待て。付き合ってないのかよ」

「え、いや~告白はしたけど付き合ってとは言ってな…「俺と付き合ってください。はいOKな、決定」

 えぇぇぇぇ?!?!?!

「ちょっと勝手に決めな…「結奈は俺が嫌いですか」「好きです」「一緒にいたいですか」「いたいです」「手繋ぎたいですか」「繋いでいただけるなら繋ぎたいですか」「なら今日から彼女です」「はい」

 どうも、今日から彼女です。