「あ~びっくりした」

「ごめんね?まさかこいつが殴りかかると思ってなくて……」

「ううん、別にいいよ。本気じゃなかったみたいだしね」

 さすがに本物かどうかの確認でこんな美人に殴りかかるわけにはいかないだろう。

 万が一違っていれば怪我させかねないからね。

「ほんとにごめんね?お詫びさせるから」

「え?!いいよ、そんなの!」

 よくないわ!

 結奈に殴りかかったのよ?!

 もっといえば雪姫に殴りかかったのよ?!

 お詫びさせないわけにはいかないわ!

「絶対させるから!雪姫に殴りかかるなんね信じられない!その前に結奈に殴りかかるなんて駄目よ!本当ならお詫びで済むレベルじゃないのに!」

「えぇ~……どうしてそんなに雪姫にこだわるの?」

 雪姫になんでこだわるかって?

 そりゃぁもちろん





「助けられたからに決まってるじゃない」