あの後も抵抗したけど、かなうはずもなく運ばれてます。

 ──…ガチャッ

 おいおい!

 ほんとに来ちゃったよ?!

「えっ?えっ?本気?」

「当たり前」

 当たり前のわけあるかーーーー!!

「ほんとにダメだってば…「あのさ」

 えっ…?

「結奈のことだから多分気づいてないと思うけど……」

 何?何を言うつもり?

 気づいてないって、何を?

「……この家監視カメラだらけだからね?」

 ん?

 監視カメラ?

「なんで?うちには監視カメラなんてつけてなかったよ?」

 外にはついてるところもあるけど、家の中にはつけてないよ?

 …金庫のところ以外。

「多分俺らが学校行ってる間につけたんだろ。だから、もしあの手紙のこと守ってないとバレてみろ、今すぐ帰ってきてマジギレされるぞ?」

 そ…それは恐ろしい……。

 だけど、マジギレされるより一緒にいることのほうがヤバいんだよね…。

「でもやっぱり……「それに、俺もほんとは一緒にいたいし」

 !!!!!!!?

「なななななななな何を言って…/////」
 
「…だから素直にここで寝てくれよ……」

 そ、そんなこと言われたら勘違いしちゃうじゃん…

 私のこと好きなんじゃないかって……

 けど、そんなはずないよ。

 ずっと前に言ってたもん

 竜也には好きな人がいるって……

 だから、ほんとは私といてはいけないってことはわかってる。

 でも……そんなこと言われたら…

「…わかった」

 って言っちゃうじゃん……──//////





 ──その頃のお母様方↓↓

「「キターーーーーー!!」」

「竜也君の強引さヤバーーイ!」

「結奈ちゃんの真っ赤な顔、スッゴい可愛いーーーー!」

「なんか言ったみたいよ?!告白?ついに告白きた?!」

「マジマジ?!嘘ーー!キャーー!!」



 …と、騒ぎまくっているお母様方でした。