「……うぅ…竜也が無視するぅ…。」

「えっ?!あっ、結奈。」

 しまった!

 忘れてた……。

「……忘れてたの…?」

「うっ……そ、それは………。」

 忘れてたなんてさすがに言えないよな……。

「そんなことな…「正直に言え。」すいません、忘れてました。」

 結奈怖ぇ~

 声めっちゃ低かった……

「はぁ…まぁ今回はいいや、作者のせいだしね。」←(私かい!)

「確かにそうだな。でもごめん、忘れてて。」←(えっ?私スルー?)

「いいよ、別に。」

 そう言って結奈はニコッと笑ってくれた。

「あっ……えぁ…っと……………////////」

「竜也最近よく赤くなるね?新型ウイルスにでも感染した?」

「ん、んなわけあるか!ちょっと暑いなってだけだ!」

「そう?ならいいけど。気をつけてね?」

 お前が気をつけろ……。

 今の笑み、男に見せたらイチコロだぞ?

 いい加減自分が可愛いって自覚してくれ……。

 ──そんなことを思いながらも、俺は結奈と二人で仲良さげに一緒に家に帰った。

 途中でまたニコニコし始めたので、また俺は真っ赤になったけど。