「──えっ?…うわっ!ちょっ……!」
えぇぇぇぇえ?!
今帰る準備してたら結奈に「竜也!一緒に帰るよ!」とか言われて教室連れ出されたんだけど!
意外と力強えぇな……。
じゃなくて!
一緒に帰るの、俺から誘おうとしてたんだけど……。
まさか結奈から言われるとは……
ちっ、もっと早くから言えばよかった!
どう言えばいいとか迷ってる暇があれば普通に言っとくべきだったわ……。
「竜也、靴箱ついた。早く靴履いて。」
えっ?
いつの間についたんだ?
「お、おう……。」
結奈が手をパッと離して自分の靴を取りに行ったので俺も自分の靴を取りに行った。
手にはまだ結奈の手の感触が残ってて……って!何考えてんだよ、俺!
変態じゃねぇか……。
「……竜也が自分の世界入ってるのって珍しいね?」
「わぁ!な、なんだ…結奈か……。」
ビックリしたぁ……。
確かに自分の世界入ってたな。
珍しく?
てかほぼ初めて?
「早く帰ろうよ~。」
「ん、わかったって。」
まぁ、自分の世界に入るのも悪くねぇわ。
結奈には入るなって言ってるけど、案外いいかもな。←変人になるぞ!
別にいいよ、あんたほどじゃないし。←ひ、ひどい!(泣)私、一応女なんだよ?傷つくよ!
知らん。
結奈以外はどうなろうが知ったことじゃない。←くぅ~~…そんな風に育てた覚えはないぞ!
育てられた覚えなんかねぇよ。
書かれた覚えならある。←まぁそうだろうね。…ちょっと!何話そらしてんの?!いい?今度言ったら結奈に告らすからね!そんでもって結奈に嫌いって言わせるぞ!
お、お前!
何言ってんだよ!
ふざけんな!
そんなことしてみろ、ただじゃおかねぇぞ。←べ~だ。こっちが主導権持ってるもんねぇ♪まぁ頑張りなよね♪
ちっ、作者…やったら殺る。←やれるもんならやってみなさーい♪はい、次から本編戻ります→→