「あっ、それかも。」
竜也がもっていた資料は担任が言ってたものと同じだった。
「よし、じゃあ戻ろっか。」
そういって私が振り返ると……。
ガシッ……!
へっ……?
突然掴まれた右手。
「待てよ。」
な、な、な、なに?
私なんかしたって?
え?え?え?え?
「結奈……。」
竜也がそういいながら近づいてくる。
り、竜也近い!
顔が熱い。
絶対赤くなってる。
「な、なに?」
ドキドキしながらそういった。
「俺……。」
─────っ!
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