「い、いや……、別に怒ってねぇんだけど……。」 竜也が困ったように答えた。 ……怒ってない? 「……怒ってないの?」 もう涙は止まっていた。 「うん。怒ってねぇよ?」 その言葉を聞いた瞬間、私の頭の中はその言葉でいっぱいに。 怒ってない。 竜也は怒ってない。 竜也は怒ってな~い! 遠足にでも行くような気分だ。 ウキウキするような感じ。 ランランラーン♪←お~い、そんな感じのとこ申し訳ないが、話がそれてるぞ? あっ。