ドタドタドタドタッ……………

 ふぅ……行ったか…。

 ユリたちが通り過ぎていたのを確認すると、ほっとため息をついた。

「さてと、どうすっかな。」

 ここは今は使われていない教室。

 ほこりっぽくて、湿っている。

 しかも薄暗くて気味が悪い。

 怖いわけじゃないがここはでた方がいいな。

 でも、出てからどこへ行こう。

 教室に戻ったらまたあいつ等がいるし……。

 ♪~♪…♪~……

 メールだ。

 結奈?

 なんだ?

 ─────────────────

 大丈夫?

 私のせいでごめんね(>人<)
 私がはっきり何もなかったってはっきり言えばよかったのに…
 本当にごめんなさい!


 

 今どこにいるの? 




 ─────────────────

 別に結奈は悪くねぇよ……。

 それにしても、どこにいるって……

 ここ、なんて言えばいいんだ?

 説明しにくいな……。

 やっぱり場所うつすか。

 確かここの上の階に図書室があったはず……

 俺は図書室に向かうため教室を出て、周りを警戒しながら階段をあがった。