……………………。

 なぜに手を握られておるのだ?

 なぜに竜也が手を握っておるのだ?

 なぜにそのまま店内に入ろうとしておるのだ?

 ………………………。

 なぜなのだーーーーーーーー!

「竜也!手、手、手、手、手、手、手、手、手!」

「うるせぇ!少しはボリューム下げろ!手がどうした!」

 竜也も十分声ででてるよ!

「手、手、手、手、手、手、手、手、手!」

「…お前……はぁ…だから手がどうしたんだよ…。」

 あきれたように声のボリュームを下げてきいてくる竜也。

「だから手だってば!なんで手を握っておるのだ!」

「握っておるのだってなんだよ。手はお前が訳の分からない行動してて、店になかなかはいらねぇから、引っ張るために握っただけだっつの!」

「あっそう。」

「……お前…………。」

 もういいや。

 めんどくさくなった。

「ほら竜也、入るぞよ?」

「お前キャラ変わったな……。」

「気にするでない。店を出るまでこのキャラでいくぞ?!」

 このキャラ気に入っちゃった♪